「気分がずっと落ち込んでいて自分でコントロールできなくてつらい・・・」
「自分はもしかしたらうつ病かもしれない。」
「うつの病で日常生活を普通に送れずにつらい。」
「うつの病を治すために病院へ行きたい。」
こんな風に悩み苦しんでいる人はいませんか?
私はかなり気持ちがわかります。
なぜなら、20年くらい前、私がまだ10代の時に同じように心の病で苦しんでいたからです。
私の場合、うつの症状や社会不安障害の症状に悩んでいましたが、一番つらかったのはまわりから理解されないことです。
今回は、うつの病で悩んでいる人に向けて、私が実際にやってみて効果があった改善方法を紹介します。
もくじ
【うつ】心の病に効果があった2つの方法を公開
うつ(鬱)や社会不安障害など、心の病を抱えている人はこれから紹介する2つの方法をやってみてほしいです。
①ネガティブな感情を味わい尽くす
例:不安になったら「私は今不安を感じているんだ」と心の中でつぶやいてその感情がなくなるまで感じ切る
過去に無視したり我慢してきた場面を思い出して、その時の感情を感じなくなるまで味わう
②自分を責める、否定するのをやめて許す、ほめる
例:何か失敗した時、うまくいかない時など自分を責めていることに気がついたら、「うまくいかなくて大丈夫だよ。ダメな自分でもいいんだよ。」と口に出してもいいし、心の中で唱えてもいい
少しでもがんばれた時には「よくがんばったね。」と自分をほめてあげる
これだけやってみてください。
うつの病は心に原因があるから薬では改善されないと思う
うつ(鬱)や社会不安障害など、心の病を抱えている人に私は自分の体験からつよく言いたいです。
それは、薬で改善はできないと思う、ということ。
うつ(鬱)など心の病は
●ネガティブな感情を我慢したり無視したりしている
●完璧主義やまじめな性格で自分を責め続けている
私は自分の体験から主にこの2つが原因ではないかと思っています。
詳しく解説しますね。
感情は目には見えませんが、エネルギーとして存在しています。
感情を我慢したり無視したりしても消えることはなく心の中に蓄積されるだけなんです。
ネガティブな感情って好まれないですから、多くの人は見ないふりをしてしまうと思うんです。
でも心はごまかせなくて、無視されたネガティブな感情は気づいてほしくてサインを出すんですね。
そのサインというのが、心の異常、すなわち、うつ(鬱)などの心の病になって現れるわけなんです。
また、自分を責めたり否定していたりすると、その感情が潜在意識に入ってしまいます。
すると潜在意識には「自分を責めてもいい、否定してもいい」という現実を引き寄せてしまうんです。
私のうつの病は病院へ行かずに改善できた
私は物心ついた時から、ずっと生きづらさを感じていました。
そんな私は、小学2年生の時にいじめを経験。
また、幼少期から母親との関係もよくなく、
●私に対して態度が冷たい
●褒められたことがなくいつも否定ばかりされている
●妹と比べられていて妹とは楽しそうに話しているのに私が話しかけても無視されることがあった
●高校生の時に「だからあんたのこと嫌いなのよ。」と面と向かって言われた
こんな感じで学校でも家でも強いストレスを抱えていた子供時代でした。
そんな私は中学生の時に自分の心に異変を感じたんです。
朝起きた時から心がずっと重い・・・
何かあったわけではないのに一日中心が晴れずにずっと落ち込んでいるんです。
で、不安、恐怖、焦り、悲しみなどありとあらゆるネガティブな感情がやってきて、それをコントロールしようとしてもできないのです。
それから私は、
●人と目を見て話すことができない
●人と接するのにものすごく恐怖を感じる
●周りの人の目が異常に気になって一人で外出できない
●人の目を気にするあまり言動がたどたどしくなる
●人と深い関係になるのが異常に怖くて自分からはなれてしまう
●人と話そうとしても言葉が出なくなる
●夜眠れない
こんな症状が現れるようになって、それがなんと20年くらい続いたんです。
これはもう・・・かなりしんどかったですね。
なにがしんどかったっていうと、学校や仕事をしているとどうしても人と関わらなくてはならない。
でも、私はうまく話せない、表情や言動がぎこちなくなる、などで周りの人がどんどん自分から離れていった時期があったんですね。
外出するのに異常な恐怖感があったので、休みの日はほとんど家にいたのですが、家族からは「友達がいない、暗い」などとバカにされていました。
私は中学生の時に、この症状のせいで人間関係がうまく築けず悩んでいて、もうどうしようもないほどに追い詰められていたことがあります。
その時に、自分ではどうにもできなくて誰かに助けてほしくて、一度父親に相談をしたことがあったんです。
父はほとんど家におらず、遊びまわっているような感じで、家のことには無関心な人でした。
小学生の時に、妹と私を遊びに連れて行ってくれることもありましたが、車でデパートの駐車場で降ろされて、お金を渡され、父はパチンコやゴルフに行ってしまったという思い出があります。
が、それでも私は母が苦手だったこともあり父の方が信頼していて話しやすかったのです。
面と向かって相談するのは恥ずかしくてできなかったので、私は父が目にするであろう場所に(父が履くスリッパの中)手紙をいれておいたんです。
その内容は、
●心の様子がなにか変だということ
●自分はなにか心の病になってしまったんではないか
●それにより人間関係がうまくいかずにつらい
●病院へ連れて行ってほしい
こんな感じです。
思春期で父と関わることが恥ずかしいと感じていた私が、父に相談するほど、限界を感じていました。
しかし、父は手紙を読んだであろうに、いつになっても何も言ってくることはありませんでした。
一週間くらいたったんですかね・・・
何も言ってこない父に私はしびれを切らして、「手紙のことだけど・・・」と勇気を出して聞いてみたんです。
そうしたら父は、少し面倒そうな様子で「気のせいだよ、考えすぎだよ。気の持ちようで変わるよ。もっといろんな人と話してみたらいいよ。」と言ってきたのです。
これでやっと病院へ連れてってもらえる、父が助けれくれる、そうどこかで期待していた私は、父の素っ気ない返事に心の中で何かが弾け、黒いモヤのようなものが広がっていったのがわかりました。
私は勇気を出して手紙を書いた自分に深く後悔し、父に相談したことを恥じました。
そして、私は両親に対して様々な思うことが日頃からあったんですが、この日を境に母だけでなく父も憎むようになり、「誰も信用できない。誰にも助けを求めない。」と決意したのと同時に、心が荒れていったんですね。→ここからさらに私の暗黒時代が始まるというわけです・・・
話はだいぶそれてしまいましたが、私は中学生の時に心の病を抱えていても、病院に行くことなく自分で何とか改善しなくてはならない状況でした。
心に関する本を読んでみたり、サプリメントを飲んでみたり、ありとあらゆる方法をやってみたのですが、何をしても一向によくならず悪化していくばかり。
その間にも高校→大学→アルバイト(心の病が気になって正社員で働いたことがありません)と進みますが、いつも心の病による症状で人間関係がうまくいかなくて、孤立したりやめてしまったりとトラブルを抱えていたのです。
そんな私が改善するきっかけになったのが30歳を過ぎた時に出会った本でした。
この本から、ネガティブな感情を我慢することの危険さ、またはネガティブな感情を味わうことの重要さを知ったんです。
それまで、いじめや母との関係から、自分は強くいなくてはならない、人に舐められたくない、暗い、弱いと思われたくないという気持ちから、ネガティブな感情は我慢することが正しいと思っていました。
だから、いじめられてつらかった時も、母から冷たくされて悲しかった時も、父にわかってもらえなくて怒りを感じた時も、グッと気持ちを押し殺して自分の感情を見ないふりをして生きてきたんです。
これが心に不具合を生じていた原因だとも知らずに・・・
私は本を読んだことがきっかけで、
●一日のうちでネガティブな感情が沸き起こってきても否定をせず受け入れて好きなだけ感じ切ってあげる
●過去のつらかった体験を思い出して今まで見ないふりをしてきたネガティブな感情を外に出し切ってあげる
という作業をコツコツと続けてきました。
私がこれらの方法をうさんくさいと思わずに続けてこられたのは、心が軽く明るくなっているという変化を感じていたからです。
やり始めてすぐに結果が出るという即効性はありませんが、やり続けることで確実に心が軽くなっていくのがわかります。
そして、気がついたら、私は一人で外出することが平気になり、歩いていて人目が気になることはほとんどなくなったんですね。
このことは私にとっては大きな喜びでした。
まとめ
20年以上も続いた苦しみが、こんな簡単な方法で改善するのかと拍子抜けしました。
もちろん、私は専門家でも医師でもないですから、これをやれば100%必ず改善するとは断言してはいけないと思います。
ただ、ネット上や周りの心の病を抱えている人を見ても、薬で改善したという人がいないんですね。
むしろ悪化したり薬漬けになったりしているという状況だと思うんです。
そして実際に心の病を抱えていた私が、なにをしても改善しなかったのに、この2つの方法をやることで、楽に生きられるようになってきた・・・
もうこの事実が心の病の原因や改善方法を証明していると思うんです。
この2つの方法はお金もかからず今すぐに誰でも取り組める方法です。
しかも、薬のように副作用はありません。
うつ(鬱)など心の病を抱えていてつらいという人は、病院で薬を処方してもらう前に、
●ネガティブな感情を味わい尽くす
●自分を責める、否定するのをやめて許す、ほめる
を毎日少しずつでいいのでやってみてください。
必ずよい方向に変化を感じるはずです。
心の病は、その症状以上に、周りから理解されないことの方が一番つらいのではないでしょうか。
私は長年、苦しんできたからそのつらさは本当によく理解できます。
今はつらいと思いますが、私はこの記事を読んでくださっている人の味方です。
怠けているとか甘えているなんて人に言われても気にしないでください。
つらい時は部屋で思いっきり泣いていいんです。
私は自分のこれまでの経験を生かして、このブログを読んでくれる人たちが悩みを改善して幸せに過ごせるようなお手伝いをしたいと思っています。