【知らないと危険!】在来種・固定種とは?F1種との違いをわかりやすく説明します

 

こんにちは、neiraです★

在来種・固定種って一体どんな種なの?

 

在来種・固定種ってF1種とはどう違うの?

こんな疑問をお持ちではないですか?

 

野菜の種は

●在来種・固定種

 

●F1種

の大きく2種類に分けられます。

 

今回は、在来種・固定種とは何か、F1種との違いをわかりやすく説明していきます。

食は私たちの健康や命にかかわることなので、知らないと危険かも。

 

この記事を読めば・・・

●在来種・固定種についての知識が身につく

 

●在来種・固定種とF1種との違いがわかる

 

●種や食についての知識が深まり、健康や命を守ることができる

このようなメリットがあります。

 

【知らないと危険!】在来種・固定種とは?F1種との違いをわかりやすく説明します

 

現在、『食』が危険にさらされています。

在来種・固定種など種のことなんて、農家でもないし自分には関係ない話、と思うかもしれません。

しかし、私たちが食べている野菜はもとは種からできていて、食を語る上で種の存在ははずせません。

 

私たちの命=種

なんです。

命にかかわるからこそ、現在危険にさらされている種のことを、自分には関係ないからといって無関心でいる場合ではないのです。

 

在来種・固定種とは?

 

在来種・固定種は、まずざっくりいうと、自然に育てられた種のことをいいます。

在来種とは?

 

ある特定の土地で、ある期間育てられて、その土地の気候や環境に適応した種のこと。

その地域に根付いている品種。

江戸東京野菜などの伝統野菜など。

 

固定種とは?

 

1つの種から何代も繰り返して種をとることができます。

長い期間をかけて、その土地の風土や気候に適応してその土地に根付いていきます。

肥料や農薬に頼りすぎずに栽培できる種です。

 

昭和30年頃までほとんどの野菜が固定種でした。

 

在来種と固定種の違いは?

 

在来種と固定種の違いがわかりづらいかもしれません。

在来種・固定種ともに、自然に育ててできた種ですが・・・

 

在来種

→地域に根付いている。

 

固定種

→種の特性(遺伝子)が固定されている。

 

固定種であり在来種である種もありますし、固定種だけど在来種ではない種もあります。

自然に育てられた種の中で、地域に根付いていれば在来種、そうでなければ固定種と考えるといいでしょう。

 

在来種・固定種の特徴

 

●形や大きさ、生育時期が揃わず統一ではない

●自家採種(繰り返し種をとって育てること)ができる

●地域に根付いた食材として個性豊かな風味や形をしている

 

F1種とは?

 

first filial Generationの頭文字をとってF1とよびます。

ハイブリッドシードとよぶことも。(ハイブリッドは雑種という意味)

異なる品種を掛け合わせて作った雑種のこと。

 

人為的に作られた種です。

一代限りなので繰り返し種をとって育てることができません。

別系統の野菜をかけあわせて作ることで、一代目の時だけ両親の優性形質が現れます。

種を植えると、形や大きさが揃った野菜をとることができるので、大量生産に向いています。

 

しかし、それは一代限りであり、固定種のように繰り返し育てることができません。

形や大きさが揃った市場向けの野菜を大量に作ることができるので、農家にとっては仕事量が減り収入を増やすことができますが、種を毎年買わなくてはいけません。

 

現在、市場に出回ってる野菜のほとんどがF1種です。

 

F1種の特徴

 

●大きさや形、生育時期が同じで統一性がある

●生育が早い

●甘くて柔らかい

●ミトコンドリア遺伝子異常(雄性不稔)で花粉を作ることができないので不妊植物といわれている

●自家採種できない(種を植えても同じ性質を持った野菜を繰り返し育てることができない)

 

ちなみに、遺伝子組み換え種は、GM種とよびます。

 

知らないとやばい?F1種が危険な理由

 

●在来種・固定種は自然に育てられた種

●F1種は人為的に作られた種

 

F1種は、自然に存在しないので生物学的には異常なタネ。

でも、残念なことに、市場に出回っている食べ物はほとんどF1種です。

 

現代では、在来種・固定種の野菜を見つけることが難しくなっていて貴重な存在です。

普通のスーパーで売ってる野菜は、ほぼすべてがF1種であると思った方がいいでしょう。

 

 

なぜF1が危険なのか?

F1種のすべてが悪いわけではありません。

 

F1種であっても様々なやり方があります。

●人工授粉

●アブラナ科の自家不和合性

のように自然の植物が持っている特性を生かして作られるものもあるから。

 

しかし、危険なのは・・・

雄性不捻(ゆうせいふねん)というF1種。

これはアメリカが作ったF1種の技術で、現代の世界基準になっています。

雄性不捻(ゆうせいふねん)は、オシベを持たない異常な株を利用して作られたタネ。

●花粉ができない

●子孫ができない

 

日本で作られていたF1種は、自家不和合性というアブラナ科の野菜を利用した技術で、問題はなかったのです。

しかし、現代では、種とりを海外に任せるようになってしまい、アメリカの技術である雄性不捻(ゆうせいふねん)のF1種が市場を占めている状態です。

日本の種が、どんどん雄性不捻(ゆうせいふねん)に変えられてしまっているんです。

 

なぜか?

F1種だと生育が早く、大きさや形がそろいやすいんですよね。

だから、大量生産に好都合。

収穫しやすく売りやすいんです。

効率化を求めてF1種に頼ってしまうんですよね。

 

昔は日本の8割の人がなんらかの農業をやっていたそうです。

しかし、時代が進むにつれて、工業化され、高度成長期には自分で食べ物を育てる人が少なくなりました。

現在では、少ない農家が1億人何千人もの食べ物を作っている状態。

在来種・固定種よりも、大量収穫に向いているF1種を使わないと食がまわらないということですね。

私たちの食の安全を守るためには、便利さを求めるばかりではなく、本当に大事なものを見極める力を身につけること、そして、野菜を自分で作ることも必要だと思います。

 

<スポンサーリンク>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。